川間ドック 2016年3月29日


 世界に4つしかない煉瓦ドックのうち、2つが浦賀に存在します。ひとつは浦賀ドックです。
 もう一つが川間ドックで、今はシティ・マリーナ・ヴェラシスというヨット・ハーバーにあります。
 以前に、千代ヶ崎砲台跡を調べたくて、燈明台に行った時に若いお兄ちゃんが、石川島・播磨重工業の工場跡地で何か一生懸命探し物をしていました。あの、写真の裏側の位置に川間ドックが存在していました。(117.観音崎・千代ヶ崎)

 川間ドックは放置されたままで、水路のような扱いです。世界的産業遺産が、何か扱いが悪いような気がします。IHIの工場用地も多分人手に渡っていると思いますので、工場用地に残っている基礎や柱の跡も、早晩無くなっちゃうだろうな。
 敷地内の駐車場は、一回1,000円です。このマリーナにある喫茶店でお茶をし、マリーナの桟橋から写真を撮らせてもらい、あわよくば駐車料の割引券を貰おうと勇んでいきましたが、caccoからお休みみたいよってていう返事が来ました。もう車、駐車場に入れちゃったよ。
 撮影のロケーションは残念でしたが、まあ満足が行く写真が取れました。


川間ドック マリナ―側から奥を見る 2016年3月29日

川間ドック マリナ―側から海を臨む 2016年3月29日

川間ドック マリナ―の中にある説明看板 2016年3月29日

 立て看板には、
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 (株)東京石川島造船所が、大型船の建造修理のため、当時、取締役会長であった渋沢栄一の提案により、明治二十八年(1895)十月に浦賀分工場として建設に着手し、同三十一年に営業を開始しました。同三十五年には浦賀船渠(株)が買収し、以後、同社の川間分工場になりました。
浦賀行政センター市民協同事業・浦賀探訪くらぶ

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と書いてあります。


川間ドック 最奥にある階段 2016年3月29日

 対岸の敷地は旧東京石川島工場跡だと言われています。


川間ドック 昇降用の階段ですが 2016年3月29日

川間ドック 海水が排水されていないので、途中から水中に 2016年3月29日

川間ドック ここまでくると溺れそうで怖い 2016年3月29日

川間ドック 道路側から見てみました 2016年3月29日

川間ドック 何か生活感が溢れている 2016年3月29日

川間ドック 旧東京石川島工場の基礎の跡か 2016年3月29日

川間ドック パノラマ写真で見ると、ドックはまるでバナナだ 2016年3月29日


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