知らない郷愁 うさお
長い間、自分がそこで育った訳ではないのに、何故か郷愁を覚える場所があります。
うさおがそう思っている場所の一つは、国道1号線の戸塚警察署から大船・原宿間の峠の松並木です。
google mapより 現在の国道1号線
ここを何度か通ったのは車を購入してからです。このくねった松並木を通過するたびに、とても懐かしく思えるのです。
戸塚宿史跡標柱 横浜市パンフレットより
中央分離帯の松 はてなぼより
それまでにこの街道(東海道)を歩いたり、バスで通過した記憶がありません。高校生の時でも湘南方面に向かうときは、東海道線や横須賀線を使うので、ここは通りません。なので、郷愁が湧く筈が無いのです。
この松並木は大概渋滞しています。のろのろ動く車窓から、松の枝ぶりを眺める度に、ここはよく知っている、見覚えがあると思うことしきり。お侍さんの霊でも付いているのかなあ。
その度に、いやいや、幼い時から来たことないじゃないか。親に海水浴に連れて行って貰ったことはありますが、湘南では無く本牧・三渓園
※の海でした。なのでこのあたりは通っていません。
この辺に親しい知り合いがいた訳でもありません。
原チャリを買った時に、自宅から原宿を通って大磯まで釣りに行ったことがあります。バイクのサスペンションは固く、二度とバイクで遠方に行くことは辞めました。この時は郷愁どころではなく、1ミリも感じませんでした。
いつだったか渋滞に巻き込まれ、様子を見るため車線を跨いで移動したら、前方に警察官が待っていて反則切符を頂きました。いい思い出は無いと思います。
数年前に樹齢何百年の松が切り倒され、広葉樹林帶にとって代わりました。もう郷愁を憶えるものは無くなりました。
google mapより 中央分離帯が無い
google mapより 広葉樹林帯
いっそのこと原宿を過ぎてしまうと、松並木が残っていますが、戸塚で感じたデジャビュ的な郷愁は覚えませんね。
google mapより 残っている松
※本牧・三渓園の海浜も埋め立てられて無くなりました。うさおが郷愁を覚えるものは次々と無くなっていきます。
