モザイク通りに続く坂道
「なぜか郷愁を覚える場所」と言うテーマをいただいてすぐに思い出すのは、新宿の坂道
小田急百貨店と京王百貨店の間にその坂はありました
緩く軽くカーブした坂道にただ細長いだけの電灯が数本、敷石が引いてあったように思います
半世紀前と言えども新宿
賑わっていたはずなのに、その道はなぜかそこだけ異空間のようにひっそりしていて、
まだ若くて都会なんてめずらしいわたしもその景色には受け入れてもらえるような気がしたものです
その坂を上って行ったかどうかは記憶にないのですが
下から見上げる坂道はいつも薄暮にけぶっていたように思い出されます
ずいぶん頭の中で作り替えてしまったかもしれないけれど、わたしにとっては年を取った今、「なぜか郷愁を覚える場所」なのです
東京雑写より 危うげな坂道
探しても無理かと思っていた昔の写真
今って素晴らしいですね
たった1枚だけど見つかりました
イメージどおりで返ってびっくりしてしまいます
1970年当時電灯数本だけのあの坂道は1985年に坂倉準三氏の新宿開発に伴い、西口と南口を結んでいたオープンモール「モザイク通り
※」となり、その起点となる「モザイク坂」となって生まれ変わったようです
モザイク通りの地図 黄色の通路の坂
モザイク坂 帝王百貨店と小田急百貨店の隙間の坂
モザイク坂 帝王百貨店と小田急百貨店の隙間の坂
モザイク坂
※そのモザイク通りも昨今の新宿周辺の再開発計画に伴い2023年の3月25日をもって38年の長きに渡る歴史に幕を下ろし、その役目を終えたようです
※新宿歴史博物館のサイトに、小田急と京王帝都の駅前広場の写真がありました
未だ百貨店は建っていません でも駅間の隙間の坂が見えるような気がします
今度は超高層ビルに生まれ変わるようで、昔の昔を知っているわたしのような年よりはさぞかし少なくなったことでしょうねー