煉瓦高架橋
     KITTEに向かう  第五回
    

                       うさお&Cacco

 新橋駅から日比谷神社を見てから折り返し、有楽町駅まで来ると流石に脚が疲れてきました。幾ら10年前のまだ足が元気な時でも堪えます。それはCaccoも同じだったと思います。
 新橋駅地下でお昼を食べましたが、それだけじゃ気力は回復しません。テレテレ歩くといくらかは足が楽ですが、少し休むべきときです。
 煉瓦構造物を観たいという逸る心と、前に進めない躰は相反します。それにいくら情感を感じると言っても、同じ煉瓦が連なっているだけだからなあ。







 さて、前回もメダリオンを取り上げましたが、ここに新永間市街線(新橋ー永楽町)の煉瓦高架橋には橋脚の上部に円形の装飾が施されています。ここに何かのデザインが施されていたのでは、うさおは推測しました。何か剥がされたような痕跡が見えるからです。敗戦後、菊花紋などがあってGHQにでも剥がされたかな。

 しかし、「建設コンサルタンツ協会ホームページ」に以下の記述が見えます。残念ながらつるんペタンの文様だったらしい。残念っ!。

「また橋脚には、ベルリンの高架橋にもみられるメダリオンと呼ばれる円盤形の装飾や、小アーチを組み合わせた透かし模様の装飾が施された。」
株式会社オリエンタルコンサルタンツ/関東支社/都市政策デザイン部金野拓朗(会誌編集専門委員)

https://www.jcca.or.jp/kaishi/286/286_toku3.pdf

 そういえば、建設コンサルタンツ協会の「土木遺産」が面白いです。うさおも10年以上、この協会で委員活動を行っていました。

https://www.jcca.or.jp/


有楽町中央架道橋 メダリオン 2015年7月4日

有楽町中央架道橋 このメダリオンは背面の煉瓦壁が表れている 2015年7月4日

 さて、気を取り直して有楽町駅北側を歩いて行きます。左手にビックカメラ(元そごう)があります。建物が微妙に弧を描いているのは、昔、お堀に沿って建てられたせいでしょうか。
 ビックカメラになってからの方が、うさおはよく出かけます。電気製品に興味があるからですね。盆暮れ、正月には新国際ビルヂングにご挨拶に行きました。鉄道総研の東京分室とJR西日本の東京支社があったからです。


第三有楽町橋高架橋 自由通路 2015年7月4日

第三有楽町橋架道橋  2015年7月4日 

 この架道橋を過ぎると、すぐに東京国際フォーラムです。この高架橋も弧を描いていますが、逆に気持ち反る感じです。


第三有楽町橋高架橋 左に東京国際フォーラム 2015年7月4日

 有楽町駅の東側の架道橋には、高架下の空間を利用した飲食店、居酒屋が多くありました。


第三有楽町橋高架橋 駅東側の高架下店舗 2015年7月4日

第三有楽町橋高架橋 ここも商店会があります 2015年7月4日

 有楽町界隈での研修会でよく、昼ご飯を食べた「ヒノマル食堂」です。夜は居酒屋ですが昼はリーズナブルなお値段で食事が出来ました。


第三有楽町橋高架橋 ヒノマル食堂 2015年7月4日

第三有楽町橋高架橋 ヒノマル食堂 2015年7月4日

第三有楽町橋高架橋 ヒノマル食堂 2015年7月4日

第三有楽町橋高架橋 美味しそうね 2015年7月4日

第三有楽町橋高架橋 戦後の雰囲気が色濃く残っている 2015年7月4日

 中には昭和初期を思わせる、どこかレトロなお洒落なお店もありました。


第三有楽町橋高架橋 はて、居酒屋さん? 2015年7月4日

第三有楽町橋高架橋 「オリオン」 麻雀屋さん? 2015年7月4日

 高架橋の外に出て歩いていると銀座と変わらぬお洒落な町並みです。


第三有楽町橋高架橋 銀座のような街並み 2015年7月4日

第三有楽町橋高架橋 歩道が広く街路樹も繁っている 2015年7月4日

 でも、その一角を過ぎると、元の煉瓦高架橋が現れてきます。この辺りは脆弱な煉瓦アーチを斫り取ってコンクリート・アーチになっています。


第四有楽町高架橋 補強工事中 2015年7月4日

第四有楽町高架橋 草が茂っている処が良い仕事をしてます 2015年7月4日

第四有楽町高架橋 延々と工事中 2015年7月4日

第四有楽町高架橋 珍しい近接メダリオン 2015年7月4日

第四有楽町高架橋 繊維補強工事なのか黒光りしている 2015年7月4日

第四有楽町高架橋 感心するCacco 2015年7月4日

 鍛冶橋架道橋をに差し掛かると、三菱一号館美術館が見えてきます。ここも煉瓦建物なのでいつかじっくりと行ってみたいと思います。特に中庭が必見です。


三菱一号館  2015年7月4日

三菱一号館 俯瞰 うさお画

 目を東方向の鍛冶橋寄高架橋に転じると、正面に東京駅、左側にKITTEビルが見えてきます。


左手にKITTE丸の内 正面東京駅 2015年7月4日

KITTEビル googleより

KITTE 内部 2015年7月4日

KITTE 屋上庭園 2015年7月4日

 旧郵便局長室には旧東京中央郵便局局舎の施工写真が展示されています。なかなか面白い写真が残っています。


KITTE 旧郵便局長室 2015年7月4日

KITTE 旧郵便局長室 2015年7月4日

全景(根伐り) 昭和4年11月26日

全景 昭和4年11月26日

鉄骨工作場全景 昭和4年12月18日

タイル撰󠄀別 昭和6年1月26日

木工事作業 昭和5年11月30日

鐵骨建方 昭和4年12月26日

床アスファルトシート塗 昭和6年7月28日

二階シンダ―コンクリート打 昭和5年8月25日

テラゾー斫リ仕上 昭和6年6月25日

枠拵ヒ 昭和6年1月26日

テラゾー目地金据付 昭和6年6月25日

全景 昭和5年1月25日

鉄骨工作場全景 昭和4年12月18日

KITTE もちろんうさお達もこのベンチで休みましたとも 2015年7月4日


テラゾー:大理石などの砕石(骨材)をセメントや樹脂で固め、表面を研磨して大理石に似せたもの。昭和期に流行った。
シンダ―・コンクリート:屋上防水層の押さえや床のレベル調整のために、軽量で低強度のコンクリートを打設したもの。語源は昔は石炭殻(シンダー)を砂利の代わりに混ぜたことによる。

 
次回は東京駅に向かいます。