防衛省(2014年4月17日)

 今日は特別な日です。何故なら、以前から見学を申し込んでいた防衛省の見学が許された日です。
今日は私たち以外に、ミルキーが参加しています。私たちが仲人をしたジュンちゃんの奥さんです。少し思想的には心情的右翼の人です。
 市ヶ谷の駅のそばにある外堀沿いの公園は桜が満開でした。昼休みを桜を見て優雅に過ごす人でいっぱいでした。江戸城の石垣の一部が残されています。


お堀端の公園 桜が満開 (2014年4月17日)

お堀端の公園 桜が満開 (2014年4月17日)

お堀端の公園 この石垣は? (2014年4月17日)

お堀端の公園 市ヶ谷御門の橋台の遺構 (2014年4月17日)



 兎も角も防衛省に行ってみましょう。この門がそうです。衛兵は自動小銃を持っているのかと思いましたら、丸腰です。広尾のフランス大使館などは、日本なのに自動小銃を堂々と持った、衛兵が警護しています。身分を称するものを見せるとすぐに入らせてもらえます。


防衛省の門 (2014年4月17日)

防衛省門前 軍事お宅な方が沢山 (2014年4月17日)

見学者用のIDカード (2014年4月17日)

 この方が案内をしてくれます。陸上自衛隊ですが、海野ですと名乗っていました。最初に一発、「え〜カメラをお持ちの方は・・・」と厳めしい声でダメ押しされます。え〜、撮影できないの?騙された!
 「どうぞ存分に撮って結構です。」えっ、そうなの。「ダメなところはだめと言いますので、よろしくお願いいたします」この方、ガイドのところどころにくすぐりを入れて、場を和ませます。


インストラクター自衛官さん 結構えらい方 (2014年4月17日)

市ヶ谷記念館 うさおとミルキーの後ろ姿 (2014年4月17日)

 で、エスカレーターを上りきると、何やら大きな防衛省の高層ビルが建っていました。儀仗広場のことです。


儀仗広場につながるエスカレーター (2014年4月17日)

 でも興味があったのは、そこの庭園。地下壕が昔あったとかで、その空気抜きが空爆で壊されないように、石灯篭の形をしているのだそうです。遠く見は普通の石燈籠のようですが、近くによると並みの石燈籠の倍はあるそうです。


儀仗広場とD棟 (2014年4月17日)

桜の花の影の灯篭 (2014年4月17日)

石灯籠型の空気抜き (2014年4月17日)

大本営の石灯籠型の近くだと思われるトーチカ 知られざる軍都東京より

 見えてきたのは、市谷記念館です。あの、三島由紀夫が楯の会のメンバーと、当時の益田総監を人質に立てこもり、檄文を掲げ、最後は自刃した建物(旧1号館)です。
 「我々は待った。最後の四年間は痛烈に待った。だが、もう待てぬ。諸君らは武士だろう・・・」という檄文を覚えています。


市ヶ谷記念館 (2014年4月17日)

 ここは陸軍士官学校の大講堂でした。戦後昭和21年に極東国際軍事裁判(東京裁判)の法廷として使われました。映画でストたいそう広いイメージありますが、実際は小学校の体育館よりも小さなところです。中央に玉座があり、一般の方は上がれなかったそうです。ここの照明や内装材は、昭和9年の創建時からのものを用いています。2階席は東京裁判の時には傍聴席に用いられました。


市ヶ谷記念館 講堂内 (2014年4月17日)

旧大本営陸軍大講堂跡 知られざる軍都東京より

市ヶ谷記念館 玉座回り (2014年4月17日)

市ヶ谷記念館 玉座回り (2014年4月17日)

市ヶ谷記念館 講堂後方 (2014年4月17日)

旧大本営陸軍大講堂後方 知られざる軍都東京より

 お姉さんが旧陸軍大臣室(陸自東方総監室)の扉を開けて、三島由紀夫が付けた刀疵を見せてくれます。でも、真面に撮れたものはこれしかないので、扉だけを撮った様に見えます。


市ヶ谷記念館 陸自東方総監室 (2014年4月17日)

市ヶ谷記念館 陸自東方総監室から三島由紀夫演説台「屋外」 (2014年4月17日)

市ヶ谷記念館 三島由紀夫の刀傷 (2014年4月17日)

 旧便殿の間は陛下の休息室だったところです。現在は陸上自衛隊の幹部学校長室です。ここの扉だけ、他の部屋と異なり外側に開くようになって居ます。今では、緊急時の避難に扉は外側に開きますが、当時は天皇陛下だけだったようです。
 これも今の省エネ住宅では一般的なことですが、この陛下の部屋は壁が二重になっており、地下の冷たい空気や暖かい空気を壁間に流し、天然の空調機としました。


市ヶ谷記念館 外観 (2014年4月17日)

旧大本営陸軍大講堂 木の大きさまでほとんど変わらない 知られざる軍都東京より

市ヶ谷記念館 記念写真(cacco&案内の方&ミルキー) (2014年4月17日)

市ヶ谷記念館 旧看板 (2014年4月17日)

市ヶ谷記念館 旧紋章 (2014年4月17日)

 で、面白い所は終わっちゃったので、(防衛省の本館は入れて貰えないので)、展示室と売店に行きました。売店には、迷彩服を着たくまもんのスターラップとかのレアものが売っています。


市ヶ谷厚生棟 (2014年4月17日)

展示コーナー (2014年4月17日)

展示コーナー (2014年4月17日)

 もう見学しただけで、すっかり右翼に傾いています。帰りに靖国神社に寄ってみましたがそこは普通の神社でした。境内の中には能舞台があり、優雅さを漂わせています。ただ一点異なるのは、「遊就館」と言う軍事記念があることです。時間が遅くなったので、そこには入れず指を咥えてすごすごと帰りました。
 この中には、零式艦上戦闘機が無傷で飾ってあるはずです。


靖国神社 大鳥居 (2014年4月17日)

靖国神社 本殿 (2014年4月17日)

靖国神社 能舞台 外人さんも休んでいます (2014年4月17日)

靖国神社 遊就館 (2014年4月17日)

靖国神社 遊就館 大砲 (2014年4月17日)

靖国神社 護国 海防艦 (2014年4月17日)

靖国神社 軍犬慰霊碑 (2014年4月17日)

靖国神社 特攻勇士を讃える碑 (2014年4月17日)